ワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティの推進・支援
エルズは2007年末に「ワーク・ライフ・バランス憲章」が策定されて以来、ワーク・ライフ・バランスとダイバーシティの研究を進めてきました。生産性を上げ、競争力を高めるための経営戦略として、働き方・働かせ方の革新をお手伝いしています。
● 働き方・働かせ方に関する研修・セミナー
優秀な人材の確保やモチベーションアップ、生産性向上に欠かせない考え方として、またリスク対策として重視されるワーク・ライフ・バランス。また現在では、多様な人材を活かしきる経営として、ダイバーシティ・マネジメントが注目されています。エルズでは、ワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティを企業で推進する上で必要な考え方や導入・推進のポイントについて学ぶことができる研修・セミナーメニューをご用意しております。
詳細は 研修・セミナー のページをご覧ください。
● ダイバーシティ研究会
ダイバーシティ研究会は、2010年に、女性コンサルタントネットエルズ主宰の研究会として、中小企業診断士を中心とする会員20名で設立しました。ダイバーシティの取組が欧米企業に比べて周回遅れとなっている日本企業において、ダイバーシティ概念を企業経営に導入し、人と企業がともにメリットを生み出すための研究を進めています。代表油井文江(女性コンサルタントネットエルズ代表)。
ダイバーシティは「多様性の受容」の意味を持ち、現下の多様化・グローバル化する経済活動の経営標準の一つです。特に人的資源の活性化とそれによる競争力の醸成に必須の概念として重要視されています。しかし日本においては、一部の大企業が導入・整備を始めたところであり、企業数において99.9%を占める中小規模の企業や一般社会における認知は著しく低い水準に止まっています。
また日本社会は、歴史・文化的に、人の多様な属性に対する受容性が高いとはいえず、ダイバーシティへのさまざまなバリアが問題視される現状にあります。
こうした背景から、日本社会にとってのダイバーシティは、不可避に進むグローバリゼーションへの経済的対応に止まらぬ、社会的国民的な課題として存在しています。
現在、できるだけ多くのセクターでのダイバーシティの理解と実践が望まれています。
女性コンサルタントネットエルズでは、女性のビジネス支援をコンセプトに活動し、過去2年間、コンサルティング業務として企業へのワーク・ライフ・バランスの導入に注力してきました。このコンサルティングの現場でも、経営における男女の性別・年齢・強者・弱者間等の摩擦の問題に常に直面してきました。
そこで、企業での「多様性を欠く」ことに発する問題を解決するために、ダイバーシティ概念を企業活動に導入し生かすための研究に取り組みます。
今年度は基礎研究として、以下の項目をテーマとします。
・問題の整理と普及への課題化
・問題の整理・課題化をし、普及に係る仮説設定を行う
・企業支援のためのフレーム開発を行う
★エルズは、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」のサポーターです。
経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」事業において、エルズはサポーターを務めております。
エルズのダイバーシティへの取り組みを活かし、ダイバーシティ推進のすそ野を広げることに積極的な支援をしてまいります。
経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」についてはこちら
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen.html
エルズ&代表油井文江によるサポーター応援メッセージはこちら
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/diversity_supporter.html
● ワーク・ライフ・バランスに関する調査研究・執筆
エルズでは、ワーク・ライフ・バランスの推進支援に力を入れています。
エルズが中心となって執筆した冊子
「これで安心!中小企業のためのワーク・ライフ・バランス」
(発行:社団法人全国労働基準関係団体連合会、定価1000円)が2010年2月に出版されました。

目次
1.ワーク・ライフ・バランスといわれるけれど
2.変わる「働き方・働かせ方」
3.最大の課題は「長時間」の働き方を変える
4.業務の内容と処理方法を見直す ~業務改善~
5.アクションシートを使って進める
6.取組み事例をみる
7.ワーク・ライフ・バランスのための各種施策
この冊子は中小企業診断協会の調査研究事業として、エルズが中心になって制作したもので、 2008年度に制作した「~魅力ある会社になるために~中小企業こそワーク・ライフ・バランスを」の実践編と位置付けられるものです。
政府関係図書を取り扱っている政府刊行物販売所(いわゆる官報販売所)または全国労働基準関係団体連合会のHPから購入できます。
冊子「改正 ここが変わった!育児・介護休業法」
(発行:社団法人全国労働基準関係団体連合会、定価1260円)が2010/04に出版されました。

平成22年6月30日施行、改正のポイントを施行通達、各種発表資料をもとに図解を交えて見やすく編集、分かりやすく解説。企業を活性化するワーク・ライフ・バランスの基本的な考え方と具体的な進め方を収録。参考にできる育児・介護休業規定例も収録。
エルズ代表油井による記事(第一章)は下記PDFにてお読みいただけます。

冊子「~魅力ある会社になるために~中小企業こそワーク・ライフ・バランスを」
が2009年3月に発行されました。
この冊子は、中小企業診断協会の調査研究事業として、エルズが中心となって作成したものです。
内容は、中小企業診断協会のサイトからご覧いただけます。ぜひご参考ください。
(右の写真をクリックしてもご覧いただけます)

冊子「こんなときに?こんなときだからこそワーク・ライフ・バランス」
((社)全国労働基準関係団体連合会・2009年)に、エルズ代表油井が巻頭原稿を寄せています。
厳しい経営環境下だからこそのワーク・ライフ・バランスの意義について、豊かなフィールド経験を持つ実務家の執筆による特集を収録。ワーク・ライフ・バランス実現に欠かせない要素である労働時間・休暇等に関連する法令の基本と具体的な取組みメニュー・運用のポイントなどを解説。 詳細はこちら
油井の原稿は下記PDFにて内容をご覧いただけます。
月刊『企業診断』2009年6月号に、ワーク・ライフ・バランスに関する特集記事
「Let's! ワーク・ライフ・バランス」を執筆しました。
記事は下記PDFにてご覧いただけます。