最近の融資相談窓口から

5月ですね。さわやかな季節となりました。

さて、私は週に1回、行政窓口で融資相談の仕事をさせていただいております。
事業所様の決算書や試算表を拝見して、未だに東日本大震災の爪痕の大きさを感じています。

相談に当たっては、必ず直近1年分の月別売上高を拝見するのですが、
震災直後に急激に売上が減った業種、半年後くらいに落ち始めた業種、今になって苦労している業種など、
さまざまだなぁと感じます。
(もっとも、都内の、中小企業に限った話ですが)

直後に落ち込んで、半年後くらいに光が見え始めたのは、お花屋さんとイベント業。
震災直後の卒業式や入学式、春先のイベントのキャンセルが痛かったようです。
少しずつ盛り返しているのは、それらのイベントで勇気づけられる人もいる、と気づいたからでしょうね。

半年後落ち込み型は、焼き肉屋さんをはじめとする飲食業。
焼き肉屋さんは、ユッケの影響も大きかった。本当にお気の毒でした。

今になって厳しさを実感しているのは、建設業でしょうか。
先行き不透明感からか、新築工事の受注が難しいようです。
小口のリフォームだけでは、経営的には厳しいですからね。

これらの業種の方には、どのような支援ができるのか分からず、こちらも無力感を抱いてしまいます。
「今は耐える時期、仕込みだけはしておきましょう」としか言いようのないケースも…

一方、火力発電の部品製造業、強化ガラス製造業などは大きく業績を伸ばしているようで、
生産が追い付かないケースも。
落ち込む業種もあれば、好調な業種もある。後者がよい経済効果を産んで、それが前者の業績に波及して
くれれば…と願う日々です。
まぁ、そんなに簡単なことではないのは百も承知ですが。

事業主の方が、今日のお天気のようにさわやかな気持ちになれるべく、日夜知恵をしぼっております。

(高橋 美紀)