2012年

8月

12日

先駆者たち

連日の熱戦が行われたロンドンオリンピックも今日が最終日。

今回もやはり女子選手の活躍が目立ちましたね。
サッカー、卓球、レスリング、バレー、競泳他たくさんの競技で
メダリストが生まれ、自己新記録が生まれました。

TVでもやっていましたが、頑張る女子選手を見ると私も頑張ろうと
いう気持ちになる、励まされる、という街の女性の声もありました。

男性に比較し、体格、筋肉量、スピードに劣る女子競技になんの
意味があるのだ、という一昔前の揶揄を一掃するパワーを感じます。

また、世界に目を転ずると、今回は史上初、選手を送り出したすべての
国、地域から女子選手が登場しました。
文化的、宗教的理由からスポーツをすること自体奇異の目で見られる
という世間と制度、心理的な壁を乗り越え、堂々と世界の舞台に立つ姿を
見ていて、それまでの苦労を思い、少し涙ぐんでしまいました。

考えてみれば、女子競技がこんなに盛んになったのはつい最近、
30年程のことです。

今回日本は奮いませんでしたが、女子のマラソンが正式種目として
オリンピックに採用されたのは、1984年ロサンゼルスオリンピック
から。それまでは、女子にマラソンは無理、とさえ言われていました。

生理学、心理学等スポーツ科学の進化、女子がスポーツに携わることに
よる市場拡大(経済的)効果、後押しをしていく制度や意識の変化等、
女子スポーツの隆盛にはさまざまは要因はあるでしょうが、
やっぱり最初に「私はやりたい」と思い、実行した先駆者あってこそ。

誰もまだ歩いたことのない地平に立ち、道を切り開き、伸びやかに、
軽やかに、素朴な動機と熱意をもって走り抜けた先駆者たち、
それを支援(応援)したひとたちがいたからこそ、と思います。

自分の仕事や役割に重ね合わせ、ここ数日そんなことを考えていました。

すべてのオリンピアンに拍手、それを支えた人たちに拍手、応援した
ひとたちに拍手、そして感謝を送ります。

(池田史子)