現場を見るということ

東日本大震災から2年半が過ぎたこの秋、夫が宮城県気仙沼市にちょっとした仕事で行きました。

 

帰宅して開口一番、

「この世に起こったこととは思えなくて、声も出なかったよ。でも一度、“現場”を見て、その土地の人の思いを聞いた方がいい。“百聞は一見に如かず”を実感したよ」と興奮気味に語りました。

そして、気仙沼市で撮影した写真を見せてくれました。

 

津波で打ち上げられた大型漁船。
土台しか残っていない駅(もはや駅だったことすら分からない)
転倒した鉄筋の建物。
がれきのなかに、汚れたぬいぐるみを見つけたときは、「きっとこのぬいぐるみを大事にしていた子どもがいただろうに…」と、涙が出そうになったそうです。

 

私も、報道を通じてなら、被災地が今どのような状況か知ることができます。
しかし、そんな程度では、とても「知っている」とは言えないし、まして被災地・被災者に寄り添うことはできないと、考えが改まりました。

 

今朝のNHK「あさイチ」でも紹介していましたが、気仙沼では、地元の若者サークルが被災地ツアーを行っているそうですね。
被災地に行くのはいろいろな意味で勇気がいるけれど、同じ日本人として、何が起こったか、直接目で見なければ、と強く感じました。
現場を見てこそ、震災で失われた一つひとつの命の重さや、復興に向けて前進している人たちの努力が、実感できるのだろうと。

 

ちなみに、私の携帯電話のストラップは、夫のお土産の気仙沼観光マスコット 「ホヤぼーや」です。
V6の井ノ原さんもファンだと、「あさイチ」で言っていました(笑)

 

(高橋美紀)