こんにちは。黒澤佳子です。
最近、大学で販売管理について教えたときのこと。
その日のお題は、販売職の売り場のチームワークについて。
学生が、リーダーとフォロワに食い付きました。
はじめは、自分はリーダータイプかフォロワタイプか、勝手に盛り上がっていましたが、
リーダーの役割、存在意義について学ぶうちに、静かになってきました。
あれ?つまんない?と思ったら、その逆。
「リーダーは、目標を実現するために、チームを動かさなければならない」
「チームがおかれた状況によって、リーダーの打つ手やフォロワーシップのあり方が変わってくる」
最後にミニレポートを書かせたら、いつもテキトーな学生も、A4レポート用紙ビッシリ!!
バイト先でのゴタゴタはこんなことが原因だったんだ!とか、
これまでの部活や委員会など学生生活の中でも、チームがうまく機能しない局面を経験した、など、
思い思いのミニ(と言えないくらいの)レポートが完成しました。
こんなリーダーはいやだ!から、自分だったらこんなリーダーになる!まで、
さまざまな局面でリーダーはこうあるべき、ということが、理由とともに書かれていました。
こんなリーダーはいやだ!の代表格は、やはり自分の損得勘定で動く人。
つまりはチームの利益ではなく、自分の利益優先なので、いつしかメンバーは離れていきます。
自分はこんなリーダーになる!については、さまざまありましたが、印象に残ったのは、新人に指導するとき、怒るのは簡単だけど、自分が新人だったときの苦労を思い出して、「育てて」あげたい、というもの。
社会人経験のない学生でも、わかるんですね。
興味のあることには未知の力を出すのが、今の学生の底ヂカラのようです。
今年から始まった販売管理の講義ですが、大学側の学生への思いがつまっています。
毎年販売職に就く学生が多いのですが、販売職の場合、かなり早い時期にリーダーを任されるので、
基本的なビジネスマナーと即戦力をつけさせたいというわけです。
さあ、年が明けると、また就活、頑張れ!!
黒澤佳子
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