2016年

3月

28日

晴れの日は、着物で

 

こんにちは、小暮 美喜です。

 

つい2週間ほど前に、次女の中学校卒業式がありました。

 

 我が家は6つ違いの子供がいまして、長女が小学校の卒業、次女が幼稚園の卒園のころから、私は卒入学の式に着物を着るようになりました。その時は、1シーズンで4回着る機会があったことになります。

 

今回の式では4人ほどの方が着物を着ていました。はじめて着た時の小学校の卒業式では私1人でしたので、和服の方が増えてうれしいです。他の人が何を着るかは関係ないとはいいながら、ひとりでは悪目立ちのような気もしました。長女は「コスプレ」と言っていましたので、そのきらいはあったのでしょう。

 

20代の頃、社内報の担当者の集まりでご一緒していた素敵な先輩が着物の小売店チェーンの方でした。その方と「40になったら着物の着付けを習って、着物の販売をしようかな」と話したことがありました。

 

40歳を過ぎて、突然その会話を思い出して着付けを習いにいったのが、着物を着るようになったきっかけです。その方は亡くなってしまって、偲ぶ会が七夕会と称して開かれています。雨が多い季節で着物を着ることにめげてしまうこともありますが、心掛けて着物を着ていくようにしています。

 

 昨年秋に機会があって、江戸小紋と手描き友禅の二つの工房の取材をしました。工房は昭和30年代が隆盛だった時期で次第に生産量も職人も減って来ています。伝統工芸の伝承のためにも、ある程度の生産量が必要なので、和服を着る人自体が減っていることを問題と捉えていました。

 

ただ、最近増加している外国人の訪日観光で、日本文化の一つとして着物も注目されています。浅草や京都で「着物を着て観光」というオプションツアーも人気のようです。洋服の生活面での便利さを考えると、昔のように日常で着物を着る時代には戻れないでしょうが、夏の花火の頃は、ゆかたの若い男女が沢山ですし、まだまだ着物が再び広がる余地はありそうです。

 

お金がかかるとか、着付けできない、用意の面倒くさいということが和服を着ない理由と言われます。実際は、和服を着るというと着物を譲られたり、着付けも数回習えばある程度着られるようになり、正式な場でなければさほどの問題ではないです。そして、この弱点とも言える「お金、手間、時間がかかること」が魅力と思っています。新しく誂えたり、どの着物にどの帯、帯揚げ、帯締めを考えたりするのが楽しみで、私にとっては「着物を着てお出掛け」を、お金と手間と時間をかける趣味と思っています。あくまで、身の丈にあったではありますが・・・。

 

 4月8日には、入学式があります。子供は新しい制服、私は着物を着ることを楽しみにしています。

(小暮 美喜)