トイレ掃除

 先日、同じ部署の男性が「トイレ掃除」について熱く語っていました。彼は、自宅では家事を結構分担している(本人談)そうなのですが、中でも、トイレ掃除は特に好きな家事であるとのこと。そして、彼の思うトイレ掃除の良い点を2つ挙げ、周りに「ぜひやってみて!」と勧めてくれました。

 

 良い点のまず一つ目は、集中できること。あの狭い空間でひたすら掃除をしていると、無になれるのだそうです。確かに、なんとなくわかる気がします。

 そして二つ目は、「掃除への取り組み方は、仕事の取り組み方につながるところがある」とのことでした。彼曰く、トイレ掃除は小さいけど汚れやすいので、汚れているところを注意深く見ながら全体をくまなく掃除するのだそうです。そして、一度掃除したあとにチェックすると、きれいに掃除したはずなのに気になる部分が出てくる。彼のチェックの基準は「家族に喜んでもらえる状態になったかどうか」だそうで、家族を喜ばせたいという思いから、再度掃除をするとのこと。私は・・・トイレ掃除はさっと終わらせているなぁ・・・。彼の家族は幸せですね。

 

 私達が現在いる部署は、日々細かい経営数値を扱う部署で、「数字が間違っていないか」というチェックに非常に時間を要しています。でも、やはりミスは出てしまいます。でもこの話を聞いて、トイレの汚れと同じように、資料を見る人の顔を浮かべながらチェックをしたら、普通にチェックしているよりもチェックの精度があがるだろうと強く感じました。

 

 家事も仕事も、なんだって、相手のことを考えながら取り組むだけで質ははるかに高まりますよね。当たり前のことです。でも、経験を積んでこなれてきて、自分の中で「作業」になってしまっていたりする仕事だと、そういう意識はつい薄れがちなもの。彼の話を聞いて、最近の自分はどうだったかな、と振り返り、深く反省した今日この頃なのでした。

 

(太田 佐和子)