106万円の壁で、働き方を考えるきっかけに

 2016年10月から、年収106万円以上など一定の要件を満たすパートタイマー労働者も社会保険適用対象となります。(パートタイマー労働者900万人のうち25万人が対象)

 

 「手取り額が減る!大変・・・」とネットや雑誌に出ていますが、確かに目先の手取り額は減ります。

手取り額が減っても厚生年金健康保険料を納めることによるメリットは、

①厚生年金保険料も健康保険料も会社が半分負担してくれる。

②将来もらう公的年金額が増える。(女性の平均寿命は86.83歳/H26年、簡易生命表より)

③会社を病気やけがで休んだ場合、傷病手当金が受け取れるので収入が確保できる。

④組合健保の健康保険だと独自のサービスがある。(501名以上の企業だと組合健保の可能性は高い)

⑤出産手当金(産前産後の約3か月間の収入保障)が受け取れる。

 

 目先の手取り額を取るか、社会保険加入のメリットを取るか・・・

 今まで103万円、130万円の壁にこだわっていた女性に、ぜひこの制度改正を機に働き方、生活、将来について考えるきっかけにしてほしいと思います。また今回、扶養の範囲が下がったということは、女性の自立を促すという意味も含まれていると思います。

 

(岩見 真理子)